Gackt Live Tour 2000 『MARS〜空からの訪問者〜』 神奈川県民ホール 2000年05月03日(水)
すごくすごく感動的で行って良かったと思った。

Gacktに「ごめんなさい」と「ありがとう」を言いたくなった。
ありきたりな言葉しか出てこないけれど、今日の感想はこの二言。

Gacktは前向きに頑張ってるのに
あたしはちっともわかってあげようとしないどころかその気持ちを否定していた。
「昔に戻って欲しい」「今のGacktはいらない」
そう否定されるGacktの気持ちって考えたことがなかった。
Gacktばかりが「傷ついた」って訴えてくることが腹立たしかった。
こっちだって苦しんでるのにって。

最後の曲の前にこんなこと言ったの。
「大切なものって言うのは失ってから、なくしてから大切だったと気付くことが多いんだ。
 もっと優しくしていれば、優しくしていたらなくさずに済んだのに…。
 失ってからじゃ遅いんだ。」

Gacktは誰のことを考えて言ったんだろう。
Kamiのことを最初に思い浮かべた。
くも膜下出血ってストレスから来る病気だって聞いたことあったから
Gacktが脱退したことでKamiを思い詰めさせて
それで殺してしまったって悔やんでいるのかな?って。
でもなんかピンと来なくてね。
もしかして自分…マリスのファンじゃないかって思った。

「もっと優しくしていれば失わずに済んだのに」って言葉にすごくこみ上げて来ちゃって
ものすごい罪悪感感じ出して
自分の発した言葉でGacktを傷つけて苦しめてるって、そんな気がして。

今を見つめられるようになったあたしは今のGacktを自信を持って好きだと言える。
好きな人を自分の手で闇へ導いてたんだって思ったらものすごく罪悪感が湧いて涙が止まらなかった。
「ごめんなさい」「ごめんなさい」って心の中でそればっかり叫んでた。
前向きなGacktと反対に、あたしは後ろばかり向いていた。
だだをこねて前なんて向こうとしなかった。
前を向く人に疑問すら感じてた。
そんな考えがある限りGacktは哀しい想いをしなくちゃいけないんだね。
自分を否定される気持ちなんて考えたことなかったよ。
人を思いやる心を忘れかけてた。

友達じゃない、家族でもない、もしかしたら永遠に話すことなんてないかもしれない遠い存在の人。
あたしの声なんて遠すぎて聞こえないかもしれないけれど
同じ考えの人が束になったら耳に入る可能性だってあるわけで。
Gacktだって一人の人間なんだ。
たかがたくさんいるファンの一人の戯言、されどひとつの人間関係。

更にGacktらしいものすごい部分は
「もっと優しくしていれば」ってやっぱり自分を責めてる。
その心にまた感極まっちゃって曲の間中も号泣してばっかだった。
Manaメイクだったのにね(苦笑)。

Gacktってやっぱりすごいよね。
この人に逢えてすごく嬉しい。
この時代に彼と同じ空間で生きていられること…Gacktに出会えて本当によかった。
ものすごく嫌な想いもしたし哀しい想いもつらい想いもした。
でもそこからは得るものが大きかったよ。
「いたわり」「優しさ」「想いやり」その他諸々実際に感じられた。
人が哀しむっていうこと、どういうことなのかやっとわかったかもしれない。

今までごめんなさい。
そして気付かせてくれてありがとう。
前を向かせてくれてありがとう。
やっと手を伸ばせました。
あたしはまだ笑える。
やっと本当の意味のGacktに出会えた気がした。
「ツイテオイデ・・・」に導かれるままに、その背中を追いかけよう。





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