Gackt DIABOLOS〜哀婉の詩〜 国際フォーラム 2005年11月04日
全体的に見ると昨日のがよかったかなー。
この内容に8000円近く払うのが勿体無く思えてきたりで微妙。
5回も行ったら鮮度もなくなって飽きてきたというのが正直なところなんだけど。
以下最近感じていたことをぐだぐだと。

昨日今日と2日間、国際フォーラムに通ったわけですが
初めての土地でありながら非常に興味があった場所。
殆どの人がご存知とは思うけど、2年前だっけ?3年前だっけ?あたし当時アンチだったからわかんないけど
この会場に、GacktのライヴをYU〜KIちゃんとKOZIが見に行ったんだよね。
話で聞いてへえーと思うより、まず自分の肌で感じたい派なので
景色を見て、集まった人の雰囲気を見て、風を感じて、光を感じて
お互いどんな気持ちで何を思ったんだろうって考えてた。
マリスメンバーが見に来てくれたという件に関しては
Gackt自身がラジオで言ったという決定的な裏づけがあるけど
復縁だなんだ迷惑だどうのっていうのは
結局のところ想像でしかないから噂は信じない。
自分の希望にリアリティをもたせてくれる情報があれば嬉しいけれど
ファンという立場にある以上、曲から推測するだけが限度だもの。

あたしがGacktを追う1番の理由は、マリスの欠片を探すこと。

何かの形になってる照明が客席・天井・壁を照らす度に
ドキっとしてそれをキョロキョロ確認してしまう。
去年のツアーの横浜アリーナの時にね
『mind forest』というKami君に向けたと思われる曲を歌ったんだけど
天井に紫の小さなライトが沢山当てられていて
Gacktは視線をそこにだけ集中して手を伸ばしていたの。
分かりづらかったんだけど、それ、蝶の形になっててさ。
もう、泣かせないでよって思いながら感動したんだよね。
映像化されたDVDには写されることなく
Gacktの視線を追った人にしかわからなかったことなのだけど。

皆気付かない。皆Gacktだけ見てる。
あたしはGacktだけは見ていられない。Gacktが見てるマリスが欲しい。

客席の盛り上がりと自分との温度差は結構常なんだよね。
Gackt自らそういう流れに持っていって客席から脱げコールさせて
「バカか!」と落としてチラりずむでキャーとか
例のそのセックス発言でキャーとか、絶対ついてゆけん。
しかも毎度同じネタ、毎度下ネタ増加、いい加減にしてくれ。
でもライヴ自体は好きだから
動きとして盛り上がるとこは手ぇ抜きませんよ。
とにかく棒立ちの人多いし、後ろに行く程座ってる人多いし
手扇子するとこもやる気なく片手挙げてるような人いるけど
頭振るとこは振る、手を挙げるとこは挙げる
客席で踊れるとこは全部真似る。
気合は全身で表現、これは基本。

コール&レスポンスだっけ。
「ぃやい!」と言ったら同じように返すのも
両手で拳振り上げてデスボイスでいきますよ(笑)。
Gacktライヴで1番好きなのその部分かもしれないってくらい。
煽られるのが凄く好き。ニコニコ楽しむより燃えたい。
「かかってこいよオラァ!!」
って、レスパスのあのセリフと同じの聞けるのが凄く嬉しい。


…と、そろそろ今回の感想に入りましょうか(笑)。<前置き長っ

前回行ったのが大宮初日だったんだけど
大宮では疲労が全面に出てて、やっつけ仕事感が見えすぎて
物凄く不愉快だったんだよね。
気合見せ所の煽りも、いつもやってるからやっとかないとくらいな感じだし
曲でも思い切り音程はずして焦りまくってるし勘弁してって感じで。
MCいつも以上につまんなかったし。
ファンに対して冷たすぎて不愉快だし。今年のキャラよくない。
でも、今日は例の発言を除けばそれが結構改善されていて
ビックリしたのがもう全てと言っていい程
殆どの曲の演出が改善されていた。あれは凄い。見直した。
気に入ってた箇所が気合入りすぎていきすぎちゃった感あるのが残念だけど
それまでに見た3公演より、魂が入ってきた感が凄くて。
醒めて見てしまえば所詮「アイツ入っちゃってるよ」なだけなんだけど
演出する側が入りきらなきゃ、見る方だって…でしょ。

踊れるところは楽しい。
思考よりも体を動かすことに意識を集中出来るから。
でもやっぱり1曲目はめちゃ好きなんだけど色々思ってしまう。
「しつこい男だよなGacktって」とか(爆)。
互いに付き纏うその関係って、肯定しようとすると難航するのに
悪であると否定しようとするとアッサリ簡単。
そこでGacktを見ていることにすら疑問を持ってしまったりもする。
包み込むような愛を感じられれば優しい気持ちになって素直に微笑めるのに
攻撃的な気持ちを向けられると、元々持っている棘でGacktを刺したくなる。

ピュアな友達は「Gacktの背中を見ると泣きそうになる」と言うけど
あたし、Gacktの背中大嫌いなんだよね。ムカつく(爆)。
その背中を追わせたいっていう意図で見せられてる気がするから。
マリスでの『au revoir』の時も、きっと客席では
「行かないで」という気持ちでGacktの名を叫び続けた人がいたでしょう。
どんな気持ちでその声を振り絞っているのか分かって繰り返すのか?
毎年毎年もう消えるかもしれないと曖昧な発言で不安を招いて
何がしたいの?気をひきたいの?
共に戦おうと一緒に生きる道を与えてくれるMana様とは違う。
守ってあげるから、側においでと言う。
性格から察すれば本当にその通りだけど
Gacktが求める理想の女性像(大和撫子)にはなりたくないさ。
女の子らしさ足りないのかなとも思うけど
フェアなラインに立ってお互いが一緒に歩きたいの。
Gacktが歩き、そこに寄って来いと言われるのが嫌。
これはソロに限っての話だけどさ。
で、Gacktはいつも前を歩くでしょ。消えてしまうのでしょう。
側においでという意図が分からなくなる。
その場の寂しさを拭う為ならば、お前は一生孤独でいろと言いたいよ。
マリスを壊した恨みは今も消えていませんよ。

お互いにどうしたらいいのか分からなくなっている気もする。
Gacktは口を開けば「誰にも僕は止められない」と勢い付いてるけど
作品を作るペースがどんなにハイスピードでも
気持ちの消化がついていってないというか
むしろ結末が見えているのに目をそらしているというか。
僕を殺してと言う。死んでしまえと思う。
けれど何度刺しても刺してもお互いに死ねない。
そこでヴァンパイアという発想になったんだろうな。
終わりなら終わりでいい。
こうしてズルズル続けて嫌いになっていく方がずっと辛い。
けど、そこに居てくれるなら会いたいと思ってしまう。

この願いが叶わぬのなら
お互いの為に、ケジメが欲しいのです。
いつまでも星空に還る涙を数えていても、増えていくばかりだよ。



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