Gackt DIABOLOS〜哀婉の詩と聖夜の涙〜 東京ドーム 2005年12月24日


チケットめっちゃでかい。
この画像は実物より小さいです。普通のチケットの2倍以上ある特大サイズ。
珍しくデザインチケットで気合いが入ってる上に
着席するとフライヤーなどが入ってる袋の中にサンタがくっちのストラップトップが入ってました。



暗転していつもの映像。
もうセリフも殆ど覚えたなと座りながら余裕で見ていて
馬に乗って城を出るシーンあたりで席を立って準備しようと友達と相談。
ちょうど立ってすぐに見覚えのないセピアの映像に。
ドキっとして思わず手を握り締めながら、目を見開く。
よく見えなくて一瞬OASIS衣装かと思ったんだけど
砂漠というか荒野みたいなところで1人立ってる人が写ったよね。
その時にスタンド2階から遠い悲鳴と絶叫が聴こえて、客席を照らすかのようなライトが見えて
「何が起きてるの…!?」とパニックになりながらも耳に響く馬が走る音が脳に伝わる。
もしかして?もしかして?でも…え?ありえないよね?と予想を否定していたら
悲鳴と絶叫が近くなるに連れて視界に飛び込むGacktの姿。
後ろに4頭だっけ?ひきつれて先頭内回りの位置で手綱を両手で握り、進行方向を一点集中で見つめ
「ハッ!!」と叫びながら馬に乗ったGacktは目の前を疾走して行った。
本当に物凄く一瞬ってくらい早くて、でもその端麗な顔は崩れることなく麗しくて
映像にリンクどころか、映像が立体化してしまったその衝撃に
もう立っているのが精一杯なくらい興奮してしまった。
足も手もガタガタ震えてて自分でも驚くくらいの動揺。
息をすることすら忘れてしまいそうだった。

ちょうどその「リアルを見たい」と思う気持ちと平行して未公開映像も流れっぱなしで
目のやり場に凄く困ってて多分結構見逃してしまったというか
見ていてもパニックになってて殆ど覚えてないんだけど(泣)
沢山の黒い矢が空から降ってきてGackt一行を突き刺したよね。
あたしは自分の気持ちを矢と例えているから
刺さってゆくその光景を見るのが居た堪れなかった。
でも現実だと思った。
「降り続く悲しみ」は何も雪という幻想的な映像だけじゃない。
そこから多分いつもの映像に繋がって
仮面集団に大きな矢を放たれ、Gacktの左肩に命中し映像終了。
(後日WOWOWで確認したところによると1つも刺さってません。
 物凄い勢いで叫び、走りながら矢を片手で受け止めてる/汗)

『Dybbuk』
もう前奏がたまんなく興奮を煽る。
ドキドキしすぎて心臓飛び出そう。
嬉しくて壊れてしまいそう。そんな感じ。
でもちゃんとジャンプして腕あげてダンスは抜かりなく(笑)。
ステージにいるGacktがよく見えなくて手をあげるタイミングが間違ってたような気もしてモニタ様様。
なんかダンサー人数凄い増えたよね?
密集感を作りたくてあれだけ人数使うのかな。
細胞みたいなロボットはそんな感じするけど。
「僕を殺してェエェ!!」の後のヘドバンが大好き(快)!
この曲でじっとしてるのはこの溜め音のとこだけだね(笑)。
最初はダサっと思ったけど、聴けば聴く程この曲好きになっていくな。
まだあたしも離れてなんてあげないから。
悪霊と呼ぶには相応しい関係だよね。
死ねるものならいっそ殺してという感情までもが双方向だ。
エゴとエゴのぶつかりあう感じが気持ちいい。
でもGacktは降り注ぐ矢でも、後ろからの大きな矢でも死にはしない。

『white eyes』
昨夜の思考がパっと浮かんで、一瞬でその世界へ。
白目ということは、例え眼を開いていても目の前にあるものは見ていないわけで
黒目は己の内に向けられているってことなんじゃないかと。
それがあってる間違ってるは別として、やっぱり自分なりに世界を理解してると全然違うね。
体を動かすだけじゃない楽しみ方の方が体が喜んでいる。
「今でも君を忘れられずにいた」の後の間奏の折りたたみ+手を挙げるやつも
今まではここがこの曲の主役ってくらいに楽しみにしてたのに(手扇子はそこまで燃えない)
狭いし膝がガクガク震えちゃって不安定だったよ。
その分歌詞を口パクで共に叫んで、こっちからも訴えた。
あと、この曲だったか覚えてないんだけど
白い服を着て死んだ女性を抱きかかえるGacktがスクリーンに写った。
え?そんな女性いつ登場した!?と慌てて肉眼でステージを見るとどこにもいない。
どちらも同じく歌っている。
ようやくそのスクリーンが「ただの妥協」でないと理解し
極力スクリーンを見ないようにしようと心がけていた気持ちも捨てた。
あのシーンが『ヴェル・エール』でなければ何?
過去の宝物を無断で使われて嬉しいとは思わない。
だけどドキドキが止まらない。
ねえ、差し出されたその手に触れる価値はあるの?
曲が終わった後はめいっぱい彼の名を叫びながらそう問いかけた。

『Dispar』
踊るの楽しくなってきたのにフリが最初から違うじゃんか!
今まではこの曲も『Dybbuk』と同じように
ジャンプ6回、7.5と8で片手ずつグーで斜めに挙げて戻すのがあって
胸元で手をクロスしたものを下に向けて外へ払うフリに繋がったのに
最初からジャンプしながらクロス振りで左右交互挙げに入って最初ちょっと焦った。
でもやっぱこっちのがいいと思うよ。
他の曲と全く同じフリってどうなの?って思ってたし。
覚えてきたけどやっぱりまだ前奏は完璧に出来ないなー(悔)。
ちょっと照れながら友達と2人でTRF(膝に両手ついて円を描く)やったよ(笑)。
最後だし!やりたいことはやっとかないと(笑)!
やっぱり今日は初めてとかそんなに回数行ってない人が多いのか
体の角度を変えて踊るどころか、手を挙げるだけの人もまばら
身動きとれずにあたふたしてる人も結構いた。

『Metamorphoze』
踊って少し落ち着きつつも、やっぱりまだ震えが止まらず。
でも本当に驚くくらい詞がすんなりと頭に入ってきて凄く集中出来たんだよね。
「今も今でも」と歌っていることが凄く嬉しくて泣きそう。
というか、多分ライヴ前半は色んなとこで涙ボロボロ零してた。
最初は今年のツアーは泣くシーンなんてないだろと思ってたけど
モード入ってくると言葉の響き方が全然違って。
この歌詞を全て自分たちの関係に置き換えられるのが気持ちよくて。
あたしたちが交わした約束ってどのことなんだろう。
それが未だにハッキリ分からずに居る。
「また会える」?
「必ず感動というカタチで答えるから」?
「君が迷った時は僕が背中を押してあげるよ」?
「いつまでも側にいる」?
スクリーンに映し出されるメタモ衣装の別珍が妙にエレガントに感じた。
この曲も所々はあたしの意思でもあるから口パクで歌った。
あたしは絶対優しい言葉をかけてなんてあげない。
その腕で抱かれたいと思っていても絶対許さないから。
そんなことを思って聴いていた。

『REDEMPTION』(新曲)
歌詞が好きだから、心地良くそのノリを受け入れる。
サビに手扇子する人が増えてきたけど、あたしは断然V字ヘドバン(笑)。
優しいだけの言葉に癒されないで居てくれるかな。本当かな。
Gacktの存在そのものを喜ぶ女の子たちの笑顔にほだされちゃう彼の下に
痛みを理解している笑顔はないのだろうか。
「震える指で赤い涙をなぞった」っていうのはやっぱり一環して『ヴェル・エール』リンクなんだろうか。
忘れそうになっても、その時の深い苦しみが逃れることを許さない。
それ程の痛みを見せ、叫んでいた。
早く一緒に空へ還ろう。
太陽の遠い夜に、星空の中へ飛び込もう。
苦しむGacktを見ている時だけは、優しい気持ちになれる。

『Ash』
地味だけど大好きな曲。
スクリーンにはGacktを取り巻く何かも一緒に映っていた。
それが風に舞う落ち葉のように見えて
『au revoir』とどうリンクするのかの答えが欲しくなった。
「戻らない安らぎさえ何度も壊されてゆく 溢れる憎しみはこの空を焼き尽くして」
っていうフレーズにたまらなく共感してしまう。
あんたたちさえ動かなければ過去を塗り替えられる恐怖なんてないのに
こんな憎しみも抱かなくて済むのに。
だけど「ただ激しく燃えるこの体でよければ君の為に全て捧げよう」にも同じように共感してしまう。
その涙の跡をなぞる為なら、喜んでナイフを貸してあげるよ。
忘れないで。消さないで。
今日は「うぉーーーー」が短かったね。

『Misty』
広い場内を利用して、今日はステージではなく天井に月。
動きがなくてつまらないけど今日くらい心の波の激しい日は動悸を整えるのに丁度いい。
席が遠くてよく見えないからYOUの出入りも気にならなかった。

ここでJOBのソロ的なギターかき鳴らしタイム。
角のような耳つきの真っ黒い仮面をかぶり
仕組みが謎めいた動く椅子のようなものに座ってるのを隠すスカート
空を仰ぐパフォーマンス…はいつも通りだったけど
この日だけ何かを解説するかのような男性の声があった。
日本語ではなかったし何と言ってるかサッパリ分からないけど
多分その背景か流れを説明してるんだろうなと推測。
DVDになる時は訳テロップついててほしいなぁ…。
それがあったからいつもは長くてダレそうになるこのシーンもあっという間のように感じた。
いや、ホントに短かったのかも?
あとこのシーンの時にブルーのライトが客席を交錯するように照らして何かを探しているような感じがした。
孤独を埋める何か…吸血する対象なんだろうか。

『Lust for blood』
折角のドームだから、もっと激しい演出になるかなと期待したけど
いつも通り、奥から棺が飛んできて、中からフードをかぶったGacktが出てくる。
いつもと違ったことと言えば、セットのライティング。
この曲だけじゃないんだけど、背景の岩場みたいなゴワゴワに
窓のような模様をつけてお城に見立てていたよね?
それを見て、今までのツアー箇所は隠れ家的な巣でここが本拠地なのかなとか想像が膨らんで楽しかった。
大宮あたりから始まった棺の開閉音だけど閉まる時の音は消すべきだと思うんだけどなぁ。うるさいよね。
CDよりもライヴに愛着が沸いてるから歌詞を飛ばす歌い方を聴けてとてもしっくり。
終わった後の心臓音に合わせて赤い照明がゆっくり点滅するのが心地よかった。

『noesis』
ウルトラマンめいた赤ランプの宇宙人は人数変わらずかな。
パンフにあった解説通りの13人の使途?
WOWOW映像で確認したらGackt入れて13人。
サビ前の「変わらない世界に許されることなくただ生き続けるだけ」のところで
モシャモシャ動く激しさが今日はなかなかよかった。
サビになると皆シンプルな動きで揃いすぎてつまんないんだよね。
両面顔の宇宙人の人数は結構増えてたかも。
衣装センスヤバいけど、異空間な感じはいいと思う。
でもこのダンサーは何を表現してるんだろ。宇宙人であってんの?
細胞のような遺伝子のようなそんな印象もある。
Gacktに依存しているような付着しているような。憑依?寄生?
遠くて見えづらかったけど、吸血行為のキレはあんまよくなかったね。
静岡がベストだったと思うよあのシーン(笑)。

『Farewell』
最初と間奏と最後にある腕を広げて羽ばたくパフォーマンスが凄く綺麗だった。
灯された炎に凄く映えるしなやかな動きでうっとり。
「この翼を広げてみせる」と言う歌詞とマッチして早く空へ帰ろうよって心の中でつぶやいてた。
サビに入る前のメロがなんか興奮を煽って大好き。
多分ちょっと間違えて歌詞飛んだ。

『Future』
今までと同じようにコポコポと水中の音がして照明オン。
白塗り坊主(笑)の眠りを覚ますパフォーマンスは回数を重ねるごとに変化してきていたけど
ステージ広くて全員にまわってられないのかくるくる回った後に投げキスをする形だった。
サビの海草ゆらゆらのフリは皆やってたけどやっぱり慣れてる感じの人は少なく
皆途中で止まらずにゆらゆらしっぱなしだったり(爆)。
「瞳をただ見つめてた」の後の間奏のフリを見てOASISに実はソックリだと気付く。
ステージ背面がいつの間にか星空風味。海の中から見た空?
華麗なステージにうっとりしていたのだけどふとスクリーンを見て開眼硬直。
ラストのマリオネット状態で糸を引くシーンにダンサーがいない。
Gackt1人が吊り上げるパフォーマンスをし、蹲った。
さっきはステージにないものが映ったけど今度は逆…。
つまり「壊れるまで抱き締めて」という願いが幻想を見せただけ!?
たまらなくゾクゾクした。

ここでいつも通り映像。
皆刺されて死に、Gacktも刺され…たのは夢落ちでっていう。
ギャグももう笑えなくなってきたので座りながら冷めた目でじーっと見つめる。
皆キャアキャア楽しそうでよかったね(他人事)。
もしかしたら他の会場もそうだったのかもしれないけど
最後の楽屋の廊下が映像の城の通路に変わる瞬間の映像の時
ステージセットそのものもレンガ造りの映像が照らされてて
本当にそこから出てくるかのような感じで終了。

『Black Stone』
映像の終了と共に爆発音と火花が散って煙が上がり
登場シーンに文句のない派手な再会。テンションあがる!!
右手をあげるGacktにワクワクの視線を送っていたら
「行くぞオーイ!!」と煽りが入ってギャオウ(燃)!!
でもこの曲ってカラオケとかでPVの真似してエアギターでヘドバンする癖ついてて(笑)
抑えて手扇子してるのがなんかウズウズする(爆)。
殆んど見えてなかったけど、映像で確認したら
「ただ寂しがり屋の君をいつも憎めなくて…」のとこで
センターステージでメンバーが円になって中央に向ってヘドバンしてて気持ち良さそう!あれやっとけばよかった!!
曲の途中でも「ファイナルだー!」とか「おーい!」って煽りが入って
煽られ好きの心をがっしり持ってかれた(笑)。
終わった後にGacktがギターをくるっと回してキャッチするのもなんだか素直に格好いいって思ったよ(笑)。

『Mirror』
じゃらんじゃらんじゃらんじゃらんじゃらんじゃらんじゃらんがーくとーー!
なんか今日はちょっと気合入れてみたりして。
Gacktの「聞こえませーん」は発声みたいに物凄い長かった(爆)。
今日は2度も「かかってこいやオラァ!!」が出て美味しかったー(嬉)!
去年の「今夜はパーティーだよー!!」が印象的だったから同じ物を期待してたんだけど
「今夜はクリスマスパーティーだーー!!」で曲スタート(満足)☆
でもこの曲が嫌いなことには変わりないので(爆)
肝心な時にいないとか飽き飽きしてるとか嘆く資格はないとかそんなとこで指指されたらムカつくから
指されたら指し返す精神で思い切りGackt指差してやった。
でもこの人「天使」で客席指して「神様」は両手で自分指したよ。
ずっと天使と神様が分からなかったから有難いけど神様って自分で言うか…。
そういえば映像の間にアリーナとスタンドの間の通路(馬走ったとこ)
に置かれたカラーコーンのようなものが全て解除されたから
てっきりそこまでGacktくるのかと思ったけどステージ降りてこなかった。
でもやっぱり曲は途中で止めて煽り合いがあって
上手の先まで歩いて「今日はそんなもんなのかぁ?」とか言ってた。
ライヴん時は間があくのはドームの迫力にビビったのかと思ってたけど
映像見たらちゃんと表情見えて「全然ダメじゃん」な顔してた(爆)。
つかドームってやっぱりライヴする場所じゃないから音響悪くて
どれだけ大声で叫んでも自分の声がわからない状態には遠いのね。
叫んだ分だけ自分の声がよく聞こえるもんで焦りつつ
あたしのデスボに友達がイチイチ爆笑してて(死)なんだか入りきれないなーと思ってたけど
去年のファイナルに比べたらGacktも絶対ノリ悪かったなーと。
まぁ判断基準は「らたったったふぉぉ〜↑」という謎めいた裏声が出るか出ないかだけど(笑)。
マイクトラブルがあった神奈川でそれ出てるもんだから
やっぱあの時のテンション程はあがってないなーって感じでした。
裏声は出ないのにやはりこんな大勢を前に
「セックスしようぜーーー!」は今回も聞かされ…げんなり(死)。
「もっとイカせてくれるんだろー!?」
「もっと濡らせてくれるんだろー!?」
「気持ちいいことしようぜオイー!」
がきたあたりでマズイと思って友達と顔を見合わせてたけど(汗)。
でも折角だし楽しみたくて聞かなかったことにして
「魂の交流しようぜオイーー!!」だけ聞いて煽り合い復活(笑)。
でもWOWOW映像でじっくり聞いたら(笑)
極端に「セックスしようぜー!」の後に返ってくる声少なかった(爆笑)。
いつもは曲が再開する寸前で「愛してるよ」って言うのになくて
流石にこれだけ人数いると全部をファンだと思えないのかなって思ったけど考えすぎですかね。

『U+K』
『Stome』
『Road』
『届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ・・・』

ここでレポ終わってるけど12月のLove Songもあったよね。
確かその時に白い羽根がぶわーっと舞ったのでお持ち帰りした。
Gacktのライヴで羽根って初めて?ルシエル想像しちゃうね。




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