Gackt LIVE Tour 2008-2009 Requiem et Reminiscence U 国際フォーラム 2009年01月06日
とりあえずの簡潔感想だけ。

・聞いてはいたけど新曲大過ぎで残念
・本当にこのツアーやる予定でやったのかという疑問すら抱く中途半端感あり
・前半ステージとの気持ち的な距離が遠く感じてぼーっとしちゃった
・Sayonaraが波紋協奏曲とMIXされてた!かみきゅ。゚(゚´Д`゚)゚。
 そこからスイッチオンしました
・「もっと背中押してくれるんだろ?」という発言で
 やっぱり名前呼ばれることがそれだけのエネルギーを与えてるんだって知る
・「このライブも音楽も僕の全ては君たちの為のものです」
・「おかえり」「ただいま」があったんだね、そうだった。゚(゚´∀`゚)゚。
・らったったぁ〜!いぁい!は相変わらず好き
・すごく疲れるのは年のせいか
・セックスしよーぜって言われてもひかずにフォーヽ(゚∀゚)ノって楽しんでみた
・愛してるよって言われるのが以前より素直に嬉しい
・音ゲーのやつ超楽しい!何あれグッドアイディア(笑)!!
・難しいところは「ハイ!」だけ元気にやる自分らwwwww
・まさかのパパラパ楽しい!
・MCにもあったけどやっぱ年とったよね、お互いに(笑)
・スクリーンが空の映像の曲で「忘れない」っていう歌詞の時に紫の照明になることに反応
・とりあえず会場内エゴプラくさすぎるwwww

あー、これは文章で書こう。うまく書けるかな。

闘い…今回のテーマである戦争だ。
あたしはGacktの表現するもの全てが現実の比喩だと思ってるから
ステージや何かを見ながら脳内変換がかからないと楽しめないんだけど
やっとサイボーグの意味が自分の中で見えた。

「なぜ戦争を始めてしまったのか」
「敵とか味方とか関係なく、戦争を終わらせたい」
「戦う為に作られたゼロという記号で呼ばれるサイボーグ」

これリアルなGacktだったなって気付いた。
悪意ある者や冷たい環境下と戦わねばならぬ状況に陥って
ファンを守る為に必然であった「戦う人格」を自らが作った。
でも戦いはなかなか終わらない。もう10年が経った。
人はそういう区切りの数字で終止符を打ちたがるものだよね。
もう終わりでよくないか?
Gacktすら、そう思い始めているような気がした。

記憶の断片と言って最後に握らされた写真は、生前の幸せな思い出。
確かに一緒に生きて笑っていた現実。
それを蘇えらせたくてサイボーグという形で新たに生きる道を作ったけれど
泣かせて傷つけてしまうばかりで生きる意味を把握していない。

「誰だ?」
「何の為に?」

勢いを失ってしまうと今までがむしゃらにやってきたことが突然無意味に思えたりする。
Gacktはそんな心境になったのかもしれない。

「強い意思を持たなければ自分が自分でなくなる」

まさにGacktの感覚だなぁって思った。
戦う目的が霞んでいるんだろうなって思う。
達成される未来が見えなくて、永遠なんてないのもよーく分かってて
じゃああと何が出来るかなって考えた時に、穏やかな感情を与えることと見出したような。
それで並んで咲く2輪の花とか言ってたんじゃないかと思った。

でも120%発言嬉しかったよ。
専属の医師に「120%の力は出しちゃだめです、せめて110%で」と言われたけど
「君たちを前にしたら気持ちを抑えることなんて出来ない!」って
「自分が出来る全てのことをしないと死ぬ時に後悔しそうだ」って
不器用でハチャメチャだけど、全力で誠意を見せてくれる姿はやっぱり物凄く嬉しい。


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以下数日経ってからの回想。


まず会場の空気が可笑しくてしょうがなくて(笑)、遠目で見た列の黒いこと黒いこと。
Gacktが黒好きだからね、ファンも黒い服着る人多いんだよね。
茶色のショートヘアにロングコートで厚底ブーツ、グラサンかけた男装とか
Gacktもどきみたいのがわんさかいるわけだよ。
今は流行化もしてるし新規も着てるけど、マリスからのファンはロリィタも多い。
街中でちょいちょい見かけるロリィタさんとはやっぱり格が違うよねミゼラーさん。
Mana様をお手本として描いてるロリィタさんばかりだから
パッツンも眉毛もアイメイクもバッチリでお人形度高いし
髪型のボリュームもニーソックスも、スカートの膨らみ具合も勿論、着こなしがしっかりしてる。
小物系の装飾も羽根とか花とか頭に乗せてる派手な人結構いた(笑)。
中途半端な感じの人もいたけど、パッツン率の高さは感激したよ゚+.(・∀・)゚+.゚
むしろ自分の気合いの足りなさが悔しかった…。
でもコスさん殆ど見なかったのはやっぱ平日だから?

会場に入って鳴り響くボレロが懐かしさをより一層高めて
うおおおおおおおおおおおってなった(*゚∀゚)=3
でもボレロ終わるかと思ってもまた始まるしなかなかやまなくて落ち着かないww

開演ギリに入場した筈なのに半券もいでから普通に中でグッズ列も見たし
中に入ってからも皆超余裕で出歩いてきゃあきゃあ交流してるし
ハッとして時計見た時は普通に20分くらい開演時間過ぎてたんだよね。
相変らず押しますねww
Gacktファンってファン同士の交流がお盛んなイメージあるなぁ。
やっぱ見た目奇抜だと話しかけるネタにしやすいし撮影欲求も沸くし知らない人でも声かけやすいもんね。
美麗コスさんにはその支持者が群がるし、あれも文化だよなぁ。

ちなみにこの日は35分程の遅れで始まりました。
暗転した途端リアルに真っ暗!
え、まじ前何も見えないんだけど!

まずは物語の序章として映し出される映像。
最近よく行く某アイドルさんのコンサートでのオープニング映像は割れんばかりの悲鳴がセットだけど
Gacktの場合は皆息を呑んでスクリーンを見守っている対照的な空気なんだよね。
映像のストーリー理解しないとライブについてけないし。
実際理解力足りなくて最初置いてけぼり感あったしな…(笑)。
アイドルコンサートが体に馴染みすぎてうっかりキャーって高い声挙げそうになるけど
この世界ではメンバーの名前をひたすら地声で呼ぶ文化でしたそうでした。
がくとー!がくとー!がくとおおおおおおおお
目一杯皆が彼を求めている空気を少し客観的に見て
歌詞によく出てくる「君の名を叫びながら」とかそういうのを思い出したりした。
この世界で起きている思い出の1シーンだったなって。
あたしは少しひいたところから見てしまったので叫びが控えめだったけど
今はもうちゃんと入っていけるから、次はめいっぱいGacktって呼ぼうと思う。

折りたたみも、手扇子も懐かしかった。
2階後方座席で周囲のノリがあんまよくなかったのが残念だけど
視界の中には目一杯ヘドバンする人や盛り上がってる人も映ってほっこり。
しかし皆が動き出すとエゴプラ臭が増すwwwwwwwwwww
他のV系バンドのライブ行くと汗臭いのに、なんてエレガントな空間なんだwww

Mirrorに入る前の恒例のGacktコール。
ギター音→がくとー!→きこえませーん
ギター音→がくとー!→きーこーえーまーせーーん
ギター音→がくとー!→どうしたそんなもんかオラァ
ギター音→がくとー!→お前らの気合を見せてみろ!
ギター音→がくとー!→かかってこいやオラァ
ギター音→愛してるよ
口ではうざーいとか言いつつも、変わらないやりとりに思わず顔がほころぶ(*´∀`)
あたしガクに対しては究極のツンデレだからな(笑)。
珍しく、愛してるよって言葉が素直に嬉しかった。
そんな口癖は〜♪にかーーい!!!君に嘆く資格はない♪
2階煽りのタイミングも記憶のままだったのが妙に嬉しかったよ。
この歌詞ムカつくから途中で中指立てたけどね(*´∀`)凸

恒例のハァハァタイム(笑)を経て、恒例のコール&レスポンス。
いゃい!いゃい!ってやつ。
リズム遊び+手振りや角度含めて忠実に返すのが楽しい(笑)。
難易度が上がったり、変なリズムや変な声になると自然と笑いがこぼれるゲームでもあり
お前の声にゃ負けねーよっていう体力勝負的な戦いでもあり
笑顔を向け合う交流でもあるこの時間が大好き。
両手で拳握って反り返って「いゃい!」ですよ(笑)。
らったったぁ〜!合戦の後「愛してるよ」で終幕。
ギターをくるんって回転させてライトが落ちるあの感じもなんだか今は愛しく思う。

ボルビックタイムとかあったねーって遠くから鑑賞。
前列の子たちに口からブハッってかけて、残りのペットボトルから水やりして、ストロー投げて
ペットボトル潰して、遠くめがけて投げる…のを繰り返す喋らないタイム(笑)。
昨日も今日も2階に届かなかったって悔しそうなGackt見てざまぁwwwとか笑ってる自分らひねくれててすいませんww

MCに入って「でも愛は2階まで届いた筈!なーんてな」と
アイドルらしい発言をするも照れて濁しちゃうGacktが面白かった(笑)。
「この為に2年間筋トレしてきたのにまだまだ足らんな」の「たらん」発言とか
時々出てくるオッサンくさい口調に懐かしさを感じたり
「2階まで届くようになったら引退も考えようかな」とか言ってえええを煽ってるのを見て
かまってちゃんだよなぁと思ったりww
座らないMCタイム、案外長かったですww
しっかり追いかけてなかったから謙信のネタとかへーって聞くだけだったりしたけど
不快な汚物ネタもなく、あたしが聞きなれてる使いまわしネタもなく
普通に面白いなと思って聞けてよかった。

「逝きたい奴は何度でもイッてくれー」で始まる『U+K』のアカペラ大合唱。
恒例の猫の着ぐるみたちに今年は子猫が2匹いた。
ちっちゃかったからあれきっと中身子供だよね。
それを普通に可愛いねって評価出来るようになったのは
きっとアイドルを愛でる習慣がついたおかげだと思う。
アイドルの世界を知ったおかげで、色んなものに寛大になれてる気がする。
求めてるもの以外のものを与えられると牙を剥いて投げ飛ばしていた自分が
この世界を離れて色んな価値観に触れて色んなものを見て大分丸くなったんだなって思った。
時間かかったな…(笑)。

ダンスタイムで気持ちも体もあったまって盛り上がって
最後はしっとり優しさをくれるいつもの流れ。
『君のためにできること』大好きなんだ。
言葉がストレートすぎて苦しいくらい嬉しいんだ。
銀テが出てくることもそのタイミングも分かっててサプライズも何もないけど、ただ嬉しいんだ。

映像で余韻を残し、様々な解釈と感情が渦巻く中、エンドロールのBGMに『story』。
頬を伝っていく涙を気にしながら帰り支度に手をかけられないまま
皆最後の最後までスクリーンを見守っているあの神妙な空間。
あちこちからすすり泣く声や鼻をすする音が聴こえる公演の終わり。
嗚呼、Gacktの世界だなぁって。

あたしは今はもう別のものに夢中になってしまって本命はここじゃないし
Gacktも終わりを見据えた活動をしているように思えたし
2人の未来は盛り上がる気はしないけど
それでもあたしはここに居たいと思った。
ただ悲しいとか楽しいだけじゃない心地よさがある。

Gacktはいつも帰る場所を用意してくれてた。



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