Moi dix Mois/ZIZ/Yu〜ki 〜哲学の破片 第五章 深淵なる聖域 Deep Sanctuary V〜 赤坂BRITZ 2012年09月02日




前回のDeep sanctuaryUが行われた2010年07月17日は不参加でした。
Mana様主催のイベントにKoziとYu〜kiちゃんが集まってマリス曲をセッションするという
言わば「マリス一夜復活」は当然ミゼラーにとってただごとではない事件。
イベントが発表された時には既に別のライヴ予定を友達と手配済みで身動きが取れなかったんだけど
本気でどうしてもこっちに行きたいと思うなら何とか変更出来た筈…でもしなかった。
モワディスを離れてから過去だけ愛でるミゼラーに戻っていたわたしは、正直Mana様への不満があった。
Mana様さえGacktを許してくれたらマリスは復活出来る筈なのになぜ頑固なままなのか。
Gacktに対しても、他のメンバーに対しても、「マリスを壊した人」として許せない部分があった。
そんな彼等がMALICE MIZERという形でないまま、MALICE MIZERを動かすのが嫌だった。

活動停止だって結局明確な説明もないまま、ラストライヴもないまま
アルバム制作中という中途半端な時期に急に突き付けられて
あの終わり方にも納得がいっていないまま時だけが過ぎている。
大人の都合に振り回されて、大事なことを濁したままで
必死に応援していた自分たちに対する終止符の打ち方は酷かったと思う。
モワディスのMana様も、KOZIも、とても優しかったけれど。
その優しさに大分救われたのは事実なんだけれど。
あの頃、どれだけの絶望を味わったことか…。
復活を待ちたかった。
たったそれだけの願いを叶えてくれる「待っていて欲しい」という一言は得られなかった。

事実上の解散となって9年が経過(DS2時点)。今更なんだよ。
時間ばかり経って、何も片付いていないのに
記憶が薄れ始めたのをいいことに、血の記憶をなかったことにしているように思えてしまう。

でも、かつて交流のあったミゼラーさんたちの中で誰が行くのか調べたり
ライヴ前はミゼラーたちの集いに参加したり、その人たちの速報レポを読んだりして
別のライヴに行っていながらこっちに行きたくて仕方なくなってた。
ライヴレポを読んで、現場の想像をしてしまう。
Mana様が喋りそうになったのをぐっとこらえたとか、Yu〜kiちゃんとこぢに飛びついたとか…。
ただ淡々と演奏してファンが泣いてるわけじゃない。
メンバーの色んな感情が見え隠れするからこそ感じるものがあるんだよね。
セットリストを再生しながら、涙をこぼす自分がいた。
行かなかったのは正しい選択だったのか分からなくなった。

マリスがなくなって、モワディスが始まって
色彩のなくなった漆黒の世界観に絶望していた時も頭でっかちに考えすぎて泣いてたけど
実際何の期待もせずに参加したライヴが予想外の楽しさでモワディスにハマっていって
気持ちが落ち着いて好感度が高まって、やっとMana様の優しさや考え方を受け入れることが出来たんだった。
ライヴ見ながら話したこと、ライヴ見ながら共に味わったこと
楽しいことも悲しいことも、分かち合いながら共に歩んできた仲間たちが口を揃えて感動したって言うんだ。
2期マリスを超えるものは存在しないけど、その時その時で大切な思い出があったことを思い出した。

…と、そんな経緯で次があるなら行こうと決めていた今回のDeep SanctuaryVです。



久しぶりに見るゴスロリの大群に圧倒されつつ
2期マリスの衣装コスをしてらっしゃる方がいたので勇気出してお写真お願いに声をかけてみた。
普段のモワディスライヴやこぢライヴでは着ていけなくても、こういう日ならアリだよね、そうだよね。
話してたらわたしのことご存知だとかで暫くマリストークに花が咲いて楽しかった。
当時交流のあったマリスコス仲間と集まってわいわいするのも楽しかった。
自分たちはもう誰もコスしてなかったけど。

整理番号全然よくなかったので割りと後方に入場。安定の上手。
こぢの新バンドのZIZが最初に披露されたけど、あんまよくわかんないまま終わった。
モワディスは楽しかった時の思い出が蘇って普通に手挙げたりヘドバンしたりして楽しんだ。
もうモワディスのライヴで舞い狂うことはないと思ってたけど、やっぱ来れば楽しいね。

そしてお待ちかねのセッションタイム。
こぢがセンターなのは分かりきってたけど、マリスでは下手の2人の立ち位置どうなるかと思ったら
Yu〜kiちゃんが下手でMana様はモワディス同様に上手でした。バンドのお決まりパターンですね。

前回同様に最初は『再会の血と薔薇』でくるかと思ったけど別の聖堂の曲でした。
瞬時に曲名出てこなかったんだけど
「再会の血と薔薇〜ズ改め、破誡の果て〜ズです」
ってMCで言ってて、セッション曲ごとにこの3人の名称変わるのかと(笑)。

破誡の果ては歌メロないけど、Klahaが言ってたセリフをこぢが言ってた。
「殻を"破誡"し 心の闇を解き放て そして目醒めよ 苦悩の果てに」ってやつ。
聖堂の曲はあの聖堂のセットあってこそ映えるものも多いけど
この曲はどっちかというとメンバーの荒々しい激しい心情をぶつけてくる感じで麗しさや粛々とした雰囲気は不要。
単純にこぢが歌える曲として選んだのかもしれないけど
セリフがグサグサ突き刺さる想いでした。

分かってはいたんだけどね、やっぱり涙出ちゃうよね。
メンバー足りないよって心のどこかで突っ込んでるんだけど
それでも3人が同じステージに立ってるって眩しくて。嬉しくて。
濁してたけど、また2年後くらいにやりたいね的なことをMCで言ってて
3人の雰囲気も和やかで、なんか切ないんだけど癒されたというか。

ほわほわしてたら「皆が知ってる激しい曲やるよ」って『N.p.s N.g.s』きた!!!
これはーー!!!!
もう全力で「だいげー!だいげー!」叫んだよね(笑)。
アドレナリン出過ぎてヤバかった!!!
超楽しい!嬉しい!!これやりたかった!!!
会場内の熱気もこれでもかってくらい凄くて(前の方押し凄そうだったw)皆マリス曲待ってたんだな感に溢れてた。

アンコールは挨拶のみだったけど『真夜中に交わした約束』のインストゥメンタルが流れてた…筈。
Mana様もこぢもソロを追いかけなくなって心が荒んでたけど
モワディスの歌詞ってあの聖堂での誓いは忘れたりしないからっていう歌詞が多いことを思い出して
こうして3人がまた集っているこの光景がとても感慨深かった。
イベント名のSanctuaryって聖堂っていう意味もあるんだよね。
最後は3人で肩を組んでハケていきました。

テンションあがりすぎて終演後まーてぃんマグ買っちゃった(笑)。



また次があるなら絶対行こう。
楽しかった、ほんとに。心から。





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