【雲】
あたしの愛情は深いから絶対裏切ってはいけないのだと
静かながら強く発言したあなたは
何も言わずにいなくなった
あなたのお気に入りの場所へ連れて行ってくれた
明るかったあの日
泣いたり 笑ったり 一緒に時を過ごしてた
きまずい沈黙さえも 乗り越える為に必要だった
手を繋いでどこまでも歩いてゆくつもりで
その道の終わりを待っていた
遅すぎたのかな
繋いでた手が離れたことに気付くのが
幼いままのあたしの成長が
ついていけなくてごめんね
全てが演出だったとしたら
あたしは何を見ていたのだろう
あの頃のあたしだけが今も消えない
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