Mana様

歴史

幼少期、音楽教師である父にクラシックの魅力を学ぶ。
やりたいことが見つからず、何気なく行った工業高校でバンド活動を開始。
当時はまだギターには触れず、担当はボーカルやドラム。
学生時代は流行のヘヴィメタから入り、ハードコアなパンクにハマって頭をモヒカンにする。
10代の終わりに自分の方向性やマリスの基盤を見出し、「覚醒」することで存在理由が見え始める。
1992年の8月、バンド活動が軌道に乗らず、心機一転、拠点を大阪から東京に移す。
長髪でも働けるという利点から始めたバイト先のカラオケパブでKOZIと出逢う。
バッハ作の2台のチェンバロをギターで表現したい気持ちから、KOZIとのツインギターを開始。
中世ヨーロッパや少女マンガの立体化をイメェジし、始めから女装を徹底。
1993年、Kami君の加入により本格的にツアァを回るようになり
他バンドや客からの悪評判にめげることなく、リーダーとしてバンドイメェジを追求していく。
1994年、当初のボーカルtsteuがついていけなくなり脱退し
1995年にはGacktを迎え、遠慮なくパフォーマンスに力を入れる。
衣装も自分達でデザインし、益々派手さがエスカレート。お姫様的な役割を果たす。
動員も勢いよく伸び、TVやRadio出演など、メディアにもとりあげられるようになる。
「エレガント・ゴシック・ロリータ(通称EGL)」を広めたい発言をし、自らがカリスマとなっていった。
1998年、Gacktの失踪。「Mana様が追い出した」と捉えた人たちから苦情が殺到し、胸を痛める。
何でも喋るというGacktのスタイルに反し、殆ど詳細を語ることがなかった為に敵と不安を招いたが
「僕たちはアーティストだから音楽を聴いてついてきて欲しい」と公言することでファンは口を出せなくなる。
Gacktの脱退を「死ぬほど悔しい」と言うと同時に「今後一緒にやることはないと思います」と断言。
ありがちな「方向性の違い」ではなく、人として的なところで理解出来なくなったとか。
1999年、安定しない精神状態の中、Kami君の死去という新たな悲劇が重なり
いつも無表情と言えど、とても元気には見えない…痩せこけた姿でメディアに出る。
発想の転換か、今までやりたかったことの1つである自主ブランドのお店
「Moi-meme-Moitie」(モワメームモワティエ)の路面店を華々しく青山通りにOPEN。
内装の完成度とデザインの精密な美しさが話題を呼ぶ。
すぐに新ボーカルを見つけられないものの、いち早くファンを安心させたい想いで
インストゥメンタル『再会の血と薔薇』をリリースし、インディーズに戻って自主レーベルを立ち上げる。
2000年、3期MALICE MIZERとして初めてのライヴステージを武道館で二夜連続公演し
キートーンやエフェクトを加えているとは言え、ファンの前で初めて声を発して歌った。
今まで徹底して声を聴かせないスタイルを貫いてきただけに
ここでの気持ちはファンに大きく理解を求めていたと言えるだろう。
このステージから正式加入となった新ボーカルKlahaの存在を安堵の表情で迎え
「やっとジェントルマンが現れたわ♪」という発言は、やはりGacktを失った哀しみが小さくはないように思える。
2001年、前回とは違い規模の小さなライヴハウスでのツアァをし、ファンとの距離を確かめる。
Gackt脱退後の歌詞を殆ど手がける中、哀しみと精神不安なものが目立った。
同年、マリスファンの1人でもあるPV監督からオファーがかかり
出来上がった台本のキャストとして映画に初出演するが…見事な大根役者(笑)。
MALICE MIZERとしてメンバァと揃ってファンの前に姿を現したのはこの舞台挨拶が最後となった。
同じ頃、Moitieの青山店が閉店(後に新宿マルイワンへ移転)。
初期のようにMana様の可愛いデザインがなくなり、批判の声が高まって売上が落ちたからだと思われる。
2002年、ソロプロジェクト「Moi dix Mois」を始動。
マリスを大切に思う故に、あくまでも「ソロプロジェクト」だと強調する。
マリスの続きではないと説明するが、やはりここでもドラマーは正式メンバァとせず、Kami君の影アリ。
モワティエに合わせたサウンドというテーマで始まったものだったが、とにかくハード!
Mana様自らもヘドバンしまくりの激しいライヴを「サバト」と命名し、マリス以前の根底にあった熱い部分が活かされる。
マリスの延長線でないことが功を奏し、むやみやたらと舞い狂うという新しい楽しみ方の提案が成功。
2003年にはようやく軌道に乗り始め、小規模ながらも多くのファンの表情に笑顔が戻った。
2004年にはフランスへも進出するが、相変わらずマリスを思う愛情は深くあり
Kami君に対する気持ちや、やはり再結成も可能性はないわけではないと漏らした。


人柄

一言で言うと、凄く純粋でマニアックな人。
ホラーとゲームとアニメが大好きで、愛読書はファミ通(毎週読んでるらしい)。
ボードゲームなどレトロなものには静かに燃えており
欲しいものは「見つけたら教えて下さい」「いらないのがあったら送ってください」と
会報や雑誌でしょっちゅう言うちゃっかりさん(笑)。
好きなものに関しては少年のように目をキラキラさせて飛びつくが
客観的に見てテンションが高いとは判断が難しい人(笑)。あくまでも個人的に盛り上がる。
ゲーム好きと言えど、プレイするよりも他人がプレイしているのを観察したり
1つのゲームについてあれこれ考えるのが好きだという何ともマニアックな人。
いつも飄々としていてみっともないような部分は見せず、エレガントさは崩さない。
ファンに見せている姿とプライベートでの差を作らない人なので
一部分を信じていればさほど期待はずれに思うようなことのない単純さも魅力の1つ。
「葡萄が好きなのでワインは好きになれそうな気がしている今日この頃」とか
涼しい顔で言っちゃう、ちょっと飛んでる大人。
ちなみに数の子は「大人の食べ物」だから嫌いらしい(笑)。
「カレーの魔名様」という異名を持つほどのカレー好きで、スパイスも自分で調合。
白馬の王子様シンドロームのように、いつまでも幼い頃の夢を大事にしている。
根がヲタクなので1度気にいったものに関しては底知れぬ愛情を注ぐタイプ。
根暗だが本人的にそれを良しとしていて、明るいだけやあまりメジャーなものには興味がない。
自分のスタンスに絶対的な自信を持っているので、同ジャンルから影響を受けるのはありえない。
とにかく目をひく輝かしいその風貌を保つ為に、実は人知れず凄く努力をしている。
近くで見てもお肌は綺麗だし、黒髪時は勿論のこと金髪時代も痛みが目立たなかった。
イメェジ保守の為に声を発さないということは有名だが
無表情&喋らない分、ジェスチャーでファンへの愛情を精一杯伝えてくれるのが動物的で可愛らしい。
絶対的にファンを愛し、ファンとの絆を切に求めている。
内情をファンには語ることがなく、正式決定の意図がない限りはほのめかすことすらしない。
ファンが2期MALICE MIZERを求めていることはちゃんと分かっているので
特にGacktのことに関しては硬く口を閉ざし、プライベートでメンバァと交流があるかどうかも非公開。
Mana様自身がその話題に関しては凄く敏感だから、悪戯にファンの心を揺るがすのを避けているのだ。
また、ダンディズムを装っても、根底に童心と乙女心が根付いている為
やはりその手を引いてくれるジェントルマンが必要なオーラを醸し出している典型的なお姫様タイプ。
それでも愛するものを守る為に、必死に立ち上がっている勇敢な戦士である。


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