場所 原宿〜渋谷
所在地 東京都渋谷区
撮影日  2015年06月21日
2015年のKamiくんの命日を、過去に想いを馳せながら過ごしたという記録。
思い出を辿って、写真に収めながら歩いてきました。


1999年5月30日(日)のKoziさんBirthday集会。
生まれて初めての集会参加でした。
ライヴでもないのにマリスコスさんがいっぱいの空間は
なんだか子供が親に隠れて悪戯をしているようなドキドキ感もあって不思議な感じ。

履き慣れないこんな高いヒールを履いていた私は
今はなき竹下の名刺屋さんから神宮橋に向かう坂道で転んだんですよね。



友達に手を借りて起き上がりながら
「ねぇ、今のKamiにソックリじゃなかった?」って指された人の後姿を見るんだけど
「まさかー!こんなところにいるわけないよー(笑)」って信じなかった私。



まぁこれがKamiくん本人だったわけなんですが
ここの道私結構よく通るんですけどね、毎回この光景思い浮かべるよね。
でね、Gacktさんの『Missing』口ずさんじゃったりしてね。
「街角で見つけたあの頃の君とよく似ているうしろ姿」ってね。
Kamiくんほど綺麗に髪伸ばしてる人なんてそうそういないけど、探しちゃうよね。

橋についたら「さっきKamiくん来たんだよ!」ってマリスコスさんたちが大騒ぎしてて
やはりすれ違ったのはKamiくんだったんじゃん!ってめちゃくちゃ悔しい想いをして。
「買い物終わったらまた後で顔出すって言ってたよ」って言葉を頼りにしつつも
その後移動予定があったのでずっと待ってるわけにもいかず
電話ボックスの前でしょんぼり座り込んで休憩する私。



暫くして「きゃあああああああああああああ」って大きな悲鳴があちこちからあがって
波がひくかのごとく、周りに座ってた人が一斉にダッシュで去って行って
履き慣れない靴を脱いでくつろいでた私完全に置いてきぼり(笑)。



近くにいたピエロコスとかディルコスの人たちが親切に手を貸してくれて
「早く行きな!」って送り出してくれて、慌てて人並みに混ざりに行ったっていう。
もう本当にギュウギュウにKamiくんに押し寄せてこういう状況だった(笑)。



この時に握手して貰って、どさくさに紛れて皆で髪の毛も触ったりして(笑)。
Kamiくんの手があったかかったこと、ちゃんと覚えてるもんねっ。へへへ。
髪の毛もほんとにサラサラでツルツルの指通りだった(*´艸`)

プライベートで来てるから撮影には応じられないと言っていたのに
やったもん勝ちだとばかりにカメラを向ける人がいたりして
Kamiくんは私たちの人垣の中にしゃがみこむ形でお隠れに。
皆で協力して「撮影しないでくださーい!」と声をかけて落ち着いたかと思いきや
Kamiくんが立ち上がったのを見計らってフラッシュを光らせてしまった人がおり
Kamiくんプッツーン。
カメラのネガを引っ張りだされた上、Kamiくんに殴る蹴るのフルボッコにされ
さっきまで大騒ぎだった神宮橋は静寂に包まれました(汗)。

ようやく冷静さを取り戻したKamiくんは慌てて場を取り繕い
「ぼ、ぼく怖くないから!
 今日はプライベートだから皆のカメラで撮らせてあげることは出来ないんだけど
 よかったら僕のカメラで皆で撮る?」
と言ってくれて、一同大喜びで再びKamiくんに詰め寄る事態に。

左に止まってたワゴン車の前で皆で記念撮影することになり。
Kamiくんと一緒に来ていたお友達さんがカメラマンとなってワゴン車に片足かけて見下ろす形で
「皆そんなに前押したら写らないから!もっと下がって!」って言われながらも
皆少しでもKamiくんに近寄ろうとひしめき合うマリスコスたちの図(*´艸`)



「皆の顔が見たくなって来ちゃった」って言ってふらっと現れたKamiくん。
横アリが即ソールドするこの当時の人気を考えたらありえないふらっと感。
でも、そういうところがKamiくんらしいんだなぁ。
そんな理由だけで来てくれた彼は、きっとライヴも見に来てくれてたでしょうね。

そのまま渋谷方面へのんびり徒歩移動。
勿論マリス聴きながら♪

そして2箇所目のお目当ては「しぶこーーーー!」
ここは初めてMALICE MIZERを見に来た日のことを思い出してワクワクしちゃう。
初めて生で見るコスさんの大群があまりに衝撃的で
どんなコスさんがどこに立ってたかとか未だにハッキリ覚えてるよね(笑)。
その頃はこんな綺麗なガラスじゃなかったし、右の段差のとこに花壇もベンチもなかったけど
大切な記憶を呼び覚ますには十分な場所。
閉館も決まり見納めの気持ちで景色を眺め。
マッカンで一杯やっかしながら、1時間ちょいここでマリス聴いてました。



自分が初めてマリスに会えたMana様とKamiくんの結婚式(笑)のことは勿論
ここはデルニエールの映像としても残っている場所で。
他のライヴでも何度か来てるから中の様子もちゃんと頭にあって
このドアの先にある光景を想像しながらデルニエールと掛け合わせていって。

何度も何度も何度も何度も見ている映像だから
曲聴いてるだけで記憶している映像が脳内に広がっていって
それがこの扉の先のステージでやってたことなんだっていう実感に涙が溢れ続けてた。
音漏れを聴きにいくのより遥かに残念な時差付きの行為なのに
なんか、すごいこみ上げてきちゃってね。
目を閉じたり、空を見上げたり、会場を見つめたりしながら時々口ずさんで
大好きなMALICE MIZERのステージに想いを馳せた。

触れたことのない憧れで構成された過去に
現在触れることの出来るありったけのものを集めて想いを馳せることしか出来ないけれど
そんな寂しさを実感しながらも、藁にも縋る想いで手を伸ばしたいのです。

大人になるごとに、生産性のない負の感情は黙って殺しがちだけど
そういうのも含めて、Mana様が言ってた「心の闇を解放せよ」って感じで噛み締めてきました。
久しぶりにこんなに素直に自分の心と向き合ったかもしれないな。
これからを前向きに生きる為のマインドコントロールとかなしに
涙と一緒にたくさんの本音を吐き出した時間でした。
人がいないので安心して存分に泣いて、雨が降ってきたので名残惜しくも終了。
ありがとう、渋谷公会堂。


そして最後は109へ。
ここはマリス関連でも色々あるけど
私はコヂバ集会と同じ日のGacktさんのトークイベントの会場としての印象が強い場所です。
Dearsの会報にも写真載ってますが、こんな感じでステージがあって。
改めて来てみるとステージとの距離があまりに近くてビックリ。
1番後ろに立ってこの距離です。
ここにいたというKamiくんは、こんな感じでこっそりGacktさんのこと見てたんですかね。



帰り道はGACKTさんの曲をメインに聴いてたんだけど
『Dears』の「どれだけ傷つくことになっても誰にも僕は止められない」って
いやー、ほんとあなた止まりませんよね、困っちゃうわって笑えてきたりして。
エネルギッシュなGACKTさん好きだけど、己の判断で正しいこと追求してく姿勢好きだけど
いやーもう、あなたのソレにすっごい振り回されましたよねって(笑)。
呆れ笑いですが、笑って許せるミゼラーになりました。

そうそう、GACKTさんのFCの今の名称が「G&LOVERS」になったって聞いた時に
Kamiくんが大好きだったSUPER LOVERSを思い出しました。
この界隈でのFC名は「ma cherie」が元になって
ファンへの愛を感じさせてくれる名称が定番となっているけど(Koziさんは除くw)
もしKamiくんがソロ活動してたらファンのことLOVERSって呼んでたりするのかなぁなんて。

どれだけ願っても触れることの出来ない過去と、手を伸ばせば触れられる今。
それはどちらの重みも変わらない筈。
Kamiくんが命を懸けて愛したMALICE MIZER、ずっと大切にしていくからね。






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