APRES MIDI 〜あるパリの午後で〜
(アプレミディ)

発売日:1995年12月10日
作詞:Gackt.C
作曲:Kozi

レポ作成日時:2014年01月18日


タイトルの読解
apres midiはフランス語で午後という意味。
サブタイトルがこの曲の世界観の説明そのもので、作詞したGacktがイメージしたパリの午後を描いた感じだろうなと。
この曲が出来た時点ではメンバー誰もフランスに行ったことがないので
まだ見ぬフランスへの憧れが詰まってるような印象。



歌詞の読解


表通りはいつものように 優しい風を運んでくる
道行く人達を眺めてるだけで 優しい風を運んでくる
街の広場で語る恋人達の中で見つけた君が微笑んでた
表通りを歩きながら人間ウォッチングしている主人公。
風を「優しい」と表現しているのは心地良さを意味してるんだろうね。
穏やかな心で街の広場にいる恋人たちを見つめ、その中に「君」を見つけた。

表通りは恐らくパリのシャンゼリゼ通りだろうなと予想。
コンコルド広場からシャルルドドゴール広場(凱旋門があるとこ)まで繋がってる世界で最も美しい通りとして有名な場所です。


an apres midi a paris
「空の下で二人で並んで歩けたらいいね」とそう呟いてた
遠くで君が誰かに微笑んでる
呟いたのは主人公で「つい」口からこぼれた、という感じ。
広場にいた恋人の一組である「君」を遠くから眺めている感じなのかな。
相手に恋人がいるのに「いいね」と同意を求めるような発言に違和感があるんですが
一方的な想いではないということなのか?
思い浮かんだのが芸能人のお忍びデート。
要は周囲の目線があるところでは堂々と並んで歩けない事情があるのではないかと。
『麗しき仮面の招待状』のカップリング曲として収録されている以上リンクがあってもおかしくないので
あの曲は本来人前で堂々と踊ることの出来ない組み合わせだったのかも。
となると、この歌詞の「誰か」は「君」の恋人とは限らず、ただの友達とか知り合いという可能性もありますね。


日が暮れると広場の至る所に灯がともり まるで花が咲いたよう
星の広場のマロニエの並木も ガラス越しのドレスも きっと似合うんだろうな
マロニエの並木はシャンゼリゼ通りの両脇に植わっているのでやっぱりこの設定が合ってるような。
「星の広場」は夜を意味するわけではなくて
凱旋門のあるシャルルドゴール広場(旧名エトワール広場)のことをこう呼ぶそうです。
上空から見ると凱旋門を中心にシャンゼリゼ通りを含む12本の通りが放射線状に延びていて星に見えるので
(☆型ではなくキラキラ絵文字のこういうイメージだと思われる)エトワール(星)広場と呼ばれたらしい。



ガラス越しのドレスはショーケースを見てるっていうことですね。
見る景色全てを「君」に想いを馳せている気持ちの高ぶりが描かれています。


an apres midi a paris
空の下で風に乗り近づく運命(きみ)を感じたら
この場所で明日もまたきっと君に出会える予感がする
「風に乗り近付く運命」っていうのが難解なんだけど
風が吹くことで彼女の空気を少しでも感じられるってこと?
「この場所で明日も」ということは遠くから眺めてる状態。
今だったらストーカー扱いされかねないけど、この時代では微笑ましい片思いの描写なのかな。

このフレーズの後に「二人で腕を組んで歩けたらいいね」という歌詞カードにはないワンフレーズが。
意味的には展開に変化のないものだけど、恋焦がれてる感が表れてます。








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